GE2 Impreza ANESIS
インプレッサ・アネシスについて

先代インプレッサが水害により廃車となり、走行性能と快適性能を両立させた安い車を探していた所このクルマに出会いました。
予算200万円程度で、新車で、走りが良くて、快適なセダン。
特別インプレッサという車種に思い入れがある訳でもないし、スバリストでもないのでスバルにこだわりがありません。
しかしまさかのインプレッサ1.5Lセダンからインプレッサ1.5Lセダンへの乗り換え。
と言うのも、マニュアルミッション搭載のセダンはインプレッサセダンかカローラセダン、アクセラセダンしかなかったのです。
その3台の中ではコンフォートセダンよりスポーツセダンのほうが好みですし、営業がサービスを頑張ってくれたのでインプレッサを選びました。
欲を言うと2.0iにMTがあればそちらが良かったのですが。

このクルマは走行性能を除けば特定の性能が物凄く高い!という事はなく至って普通のファミリーカー。
普通に使えて、普通に走る。
そして快適性能も高い。
燃費も街乗りでリッター10を切りにくい、優秀な経済性も持っています。

燃費を一番の売りにしたクルマの経済性には敵いませんが、インプレッサにはそれらのクルマが逆立ちしても敵わない走行性能があります。

快適性に関しては、オイルとタイヤの組み合わせがうまくいくと無音無振動で走ります。
このクラスのクルマにしては異質とも言える上質な室内空間。
ただしスポーツセダンなので乗り心地は少し硬め。

エンジンはレブリミットまでヒュンヒュン回り、NAらしいスムーズな出力特性も相まっていかなる場面でも持て余す事はありません。
しかしNAエンジンで高回転が良いという事は低回転があまりよろしくないという事で、ここが街乗りメインの方やオートマの方に評判悪い訳です。
特に4速ATはMTに比べてハイギヤですから、MTと比べると低回転トルクの細さを実感するはず。

救済措置として低回転トルクが向上するECOモードなるものが用意されており、焼け石に水程度の低回転トルクを補強してくれます。


とは言え街中の直線番長を気取るのでなければ長距離を快適に走れるトルクを持っていますし、きつい峠道を余裕で走るパワーも持ち合わせています。
ビシっと真っ直ぐ走るサスペンションに加え、空力が大変に良いので高速道路走行が本当に楽ですね。

  そして高性能ボディと高性能サスペンションの組み合わせもあってコーナリング性能はスポーツセダンとして非常に優秀。
下手な旧世代スポーツカーなら相手になるのではないかという幻想さえ抱かせてくれます。

写真はサーキットで撮影したものですが、サーキット走行でもクルマの性能が非常に高いことを実感できます。
300馬力という常識外れの大出力エンジンに対応したボディの余裕は、110馬力程度では使い切れません。
言い換えれば余裕が大きいので、サーキットも安心して走れます。
 

サーキットを安心して走れるのですから、一般道では不安が発生する場面がほとんどありません。
どんな道でも安定しているので、長距離を安心して走れます。

インプレッサはファミリーセダンで快適に走りたいという一般的な望みを叶えてくれる、よく出来たファミリーカーです。

この記事を投稿している時点で6年乗り、走行距離は11.8万キロ。
エアフローセンサーが不調になって交換したくらいで、未だ故障なし。
壊れにくく走りが良いので、まだまだ乗ることになりそうです。


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