P7の旅行記録 -2009/04/08-
「日本一のモグラ駅」 群馬県みなかみ町 土合駅

日本一のモグラ駅、土合駅に行ってきました。

ルートは国道17号線を東京方面にひたすら走り、国道291へアクセス。
そのまま直進すれば土合駅へ到着するという算段。
時間的に逆行は難しいので、帰宅は高速道路を利用する予定です。
今回は知人のネス氏もインプレッサに同乗です。

今回は谷川岳付近ですから、残雪を警戒してスタッドレスタイヤを装着しました。
みなかみ市の天気予報は晴れ。予想最高気温は16度でしたが、積雪が完全に溶けきっていない恐れがあります。


道中
国道17号を東京方面へひた走ります。
平日という事もあり、一度も渋滞に巻き込まれる事なく三国峠まで来れました。
写真1

いつも撮影する角度ですが、三国峠です。
平日だけあって、交通量はまばらです。


写真2

こういう大型トラックの後ろを時速50Kmくらいでのんびり流します。
交通量は非常に少なく、またトラックは登坂車線があるとすぐにそちらに移動してくれるので、思いのほか順調に流れます。


写真3

三国峠を越えてしばらく走ると国道291号線に入ります。
国道291号線も非常に空いており、終始快適に走ることができます。


写真4

でもしばらく走るとこんな狭い道になってしまいます。
国道291号線は舗装がきちんとされていますが終始細い道が続き、アップダウンときついカーブの連続するスリリングな道です。
インプレッサのギヤはほとんど3速で、2-3速を適時ギヤチェンジしながら約20Kmダラダラ走ります。
4速にチェンジできるほどの条件の良い道はなかなかありませんね。
しばらく走ると温泉街なので、帰りに寄るのも良いかも。


谷川岳ドライブイン
写真5

目的地の目の前にある、谷川岳ドライブインです。
別に休憩する目的で寄ったのではなく、面白いモノを見つけてしまいまして・・・。
次の写真をご覧ください。


写真6

なんぞこれ。
野菜著倉庫とも思いましたが、入り口がとても気になります。
周りに誰もいないので話を聞くことができませんが、「立ち入り禁止」の看板が無いので進入です。


写真7

奥には御神体が安置されていました。
ベンチもあるので、もしかすると何かのイベントがあったのでしょうか?
詳細は不明です。


土合駅

写真8

そして少し走ると、ついに目的地「土合駅」です。
1936年に完成した駅は一日の利用客もほとんどおらず、無人駅という事も手伝ってかなり寂れています。
たしかにこんな所にはあまり用事がありません。


写真9

面白い形の土合駅駅舎ですね。
ちなみに停まっているジムニーやプロボックスはJR職員の方々が使用しているものです。
今もきちんとメンテナンスはされているようですね。


写真10

ちょっと気になったもの。
「土合ハウス」・・・?
今回のレポートにはありませんが、反対側に食堂の後があります。
もしかするとこの施設は土合駅を利用した登山客のための一日宿だった・・・のかもしれませんが、真実は闇の中です。
廃墟好きの方なら侵入していきそうですけど、きちんと入り口に「私有地につき立ち入り禁止」と書いてあります。
一般人の私は進入する気が無いので素通りです。
もっとも、今回の目的は土合ハウスではありません。


写真11

そう、今回の目的地はこの土合駅なのです。
この看板は色々なレポートにもありますね。


写真12

なんと事務的な「便所」看板。
何故か非常に気に入ってしまいました。


写真13

待合室はこんな風になっています。
談笑して電車を待てと言うのでしょうか?
もしくは、出発前の準備をここでするのでしょうか。
私は自動車で来てしまったため、このテーブル配置の有効な利用方法はわかりません。


写真14

面白かったのがこのノート。
2009/04/02の書き置きもあり、いろいろな人がここを訪れている事がわかります。
ノートは完全に埋まっていました。
いろいろ書いてあって面白いですよ。


写真15

さて、本題です。
土合駅は入場券が無い・・・というか購入手段が不明です。
無人駅という事なので、そもそも入場券という概念が無いのかもしれないのですが。
もし必要であるのなら、近くの駅に支払いに行きますのでだれか指摘を願います。
しかし、歴史を感じる通路です。
天井にはアスベスト(多分別のものだろうが)がはがれかけているところもあり、お世辞にも管理状態は完璧とは言えません。



写真16

・・・今、4月ですよ?
何ですかこの積雪は。
外では雪が溶け出して小川を作っているというのに、まだこんなに雪が残っているんですね。
ちなみに身長175cmの私の身長くらいの高さがありました。
冬季はどれだけ積雪するというのでしょうか。


写真17

さぁて、そろそろ怪しいオーラを感じますね。
恐る恐る前進すると・・・。


写真18

ネス氏「さぁ、帰ろうか
待て待て待て待て。
何のためにここに来たというのか。
しっかしまぁ・・・文字通り底が見えない階段です。
確かに上ることを考えれば帰りたくもなりますね?
階段は全部で462段あるといいますが、ネス氏を引きずりながら地道にここを降りていきます。
下りはさすがに楽で、5分程度で下まで降ります。


写真19

階段上部に貼り付けてあったプレート。
昭和38年は、私がまだこの世に生を受けていません。
このプレートだけでも歴史を感じることができます・・・が、これからその歴史の中に踏み込んでいく事になります。


写真20

最下層に降りると、こんな看板が。
・・・70mも降りたのね。


写真21

ちなみに、下から見るとこんな感じになっています。
・・・エレベーターとか、無いんですか?
地道に自分の足で登っていくしかないですね。


写真22

・・・。
ホラー映画で使えそうな雰囲気です。
ずーっと水の音がバシャバシャと聞こえ、それが人の話し声に聞こえてきます。
幻聴というやつですかね。
しばらく散策し、戻ることにします。


写真23

すり減って読めませんが、「階段にご注意ください」とでも書いてあるのでしょうか。


写真24

階段には段数が書いてあり、登るときの目安になります。
これを見ながらペースを作っていけということなんでしょう。
これを見てネス氏が「ターボユニッター!」と叫んで駆け上がっていきました。
結果がどうなるか分かっているけれど・・・。
P7はマイペースで一段一段確実に歩を進めていきます。


写真25

ターボの使いすぎで260段くらいの位置で燃え尽きたネス氏。
調子に乗るとこうなります。


写真26

ここまで登ってくるともはや24段が平坦な道に思えてきます。
いずれにしろ、ゴールまであと少し。

写真27

非常口?
有事の際はここから逃げろということですね。わかります。
しかし繋がっている先は行き止まりというシュールな扉。
ちなみに反対側にもあります・・・が、そこは車道の上じゃないのか?
謎の多い扉です。


写真28

あぁ、こんなところにも段数が。
施工者の遊び心が窺い知れます。


写真29

これで最後!の486段です。
で、これまで5回もターボを使ったネス氏は・・・


写真30

地上ホームについたところで倒れました。
駆け上がっちゃダメだって言ったのに・・・。


帰路

写真31

帰り道の、土合駅最寄の集落です。
結構人が出ているのに道が狭く、気を使いながら走ることになります。
少し走ると90度直角に曲がるクランクがあるので要注意。


写真32

国道291号線を抜け、国道17号線に戻ってきました。
14時という中途半端な時間も手伝い、スムーズに流れますね。
まだ昼食を取っていないので、そのまま東京方面へ走って適当な店を探します。


写真33

今回の昼食はここで。
洒落たレストランです。
ファミレスかラーメン店に入ろうと思っていたのですが、めぼしい店は見つかりませんでした。


昼食

写真34

サラダです。
ピンボケしていますが、乗っている海藻がやたらとシャコシャコと歯ざわりが良いです。


写真35

私の注文したチーズハンバーグ。
ボリュームも凄いですが、うまい。
14時まで何も食べてなかったこともあり、すぐさま完食。
うまうまでした。


写真36

ネス氏の頼んだミックスグリル(だったかな?)
写真にはありませんが、あとライスを注文しました。
味とボリュームは文句なしです。

この店の値段は二人で2800円程度と、かなり高めですが味は抜群です。
たまの旅行なのでこういうところはケチらずに。


写真37

目的の土合駅散策も終わり、帰路は高速道路。
1000円割引がない高速道路は終始スムーズに流れていました。
途中、谷川岳パーキングエリアにて水を補給です。
谷川岳では湧き水が湧いており、それを飲むことができるのですよ。
ちなみに、ちゃんと滅菌処理はしてあるそうです。


今回は 一日で結構走りました。
帰宅したらスタッドレスタイヤをサマータイヤに換装して、今日の旅行は終了です。


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