タイヤ インプレッション
ピレリ・チントゥラート P7
ピレリ・P7と言えばスーパーカーの代名詞ランボルギーニ・カウンタックに装着されていたP7を思い浮かべます。 フロント205/50R15、リア345/35R15だったと記憶していますが、35扁平タイヤなんて今の水準でもスーパースポーツカークラス。 そんなP7もフェラーリF40の登場と同時に専用開発されたP-ZEROへフラッグシップの座を明け渡します。 P7はその後ピレリスタンダードタイヤの最上位としてラインナップされていました。 その最新作がこのCINTURATO P7。 チンチュラートと読みそうですが、チントゥラートと読むそうです。 今でも速度記号Y(時速300Km)対応タイヤもラインナップされています。 このCINTURATOはイタリア語で「ベルトで巻いた」と言う意味があり、世界初のラジアルタイヤ製造のプライドを表しているのでしょう。 なお、更にエコロジカル性能に特化させたPIRELLI CINTURATO P7 BLUEという製品が一部サイズで展開しています。 ドライバビリティ まさにドライビングタイヤと言うべきハンドリングを持ちます。 ハンドルを切ったとおりにクルマが向きを変えるのは当然ですが、それが恐ろしく高いスピードレンジでも変わらない。 サーキットで全開走行しようとも、一般道でゆっくり走っていようとも、そのドライバビリティは変わりません。 通常は速度が上がるとドライバビリティは悪化するのですが、インプレッサでは限界を見ることが出来ませんでした。 また直進安定性は過剰なほどで、高速道路をビシっとまっすぐ走ります。 静粛性と合わさり、どこまでも走って行ける快適性がありますね。 インフォメーション ロードインフォメーションはたっぷり。 道路が濡れていようと、どんな速度であろうと、的確に路面状況がわかります。 過剰なまでのウェットグリップと合わさり、どんな路面でもリラックスしてハンドルを握ることが出来ます。 ドライグリップ グリップは過剰です。 ドライでは余程無茶をしてもスキール音を聞く事すらできません。 サーキットを余裕で走行できるグリップで、一般道で限界を見る事は不可能ではないでしょうか。 ウェットグリップ ウェットグリップは過剰です。 このタイヤで限界を見る事は、余程無謀な行動を取らない限り不可能でしょう。 時速100キロからのフルブレーキテストではスキールすら鳴らずギュッ!と一気に止まります。 コーナリングもドライとほとんど同じ感覚で回ることが出来、雨が降っていても路面状況を意識する必要がなくなります。 ハイドロ性能 高速道路であろうともドライ路面と変わらぬペースで走れるハイドロ性能を誇ります。 土砂降りになっていようと、路面が川のように鳴っている高速道路であろうとも水を切り裂くように安定して走れます。 雨を恐れる必要はありませんね。 快適性能 音量はあらゆる路面状況で静か。 今まで使ってきたどのタイヤよりも静かで、DNAデシベルよりも静か。 雨の高速道路でもほぼ無音の移動空間が出来上がります。 乗り心地は良好。 どんな路面でも柔らかいクッションでクルマを包み込んでいる感じで、路面の振動などがキャビンに届く事はありません。 ただ、国産タイヤのような常時ふわふわした乗り心地は期待できません。 腰のあるしっかりとした乗り心地で、車重のあるクルマと相性が良さそうです。 総評 まさにピレリの本気です。 グリップ良し、快適性良し、ドライバビリティ良しと欠点が一切ありません。 インプレッサを手放さないのであれば、いつまでも使いたくなるタイヤですね。 満足度(100点満点)
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