タイヤインプレッション
DAVANTI WINTOURA(215/45R17)

ハチロクのウインタータイヤとして装着していたタイヤがハチロクに合っておらず、ウインタータイヤを刷新する事に。
今回は高速走行安定性を重視した選択。


このタイヤについて。

ダヴァンティウィントゥーラプラスはタイヤショップのオートウェイが販売するスタッドレスタイヤ。
設計は本国で行い、製造は中国で行うという最近流行りの形態となります。


ドライバビリティ
ドライバビリティは大変に良い。
直進時はわずかにレスポンスが甘い感じだけど、ある程度以上の切れ角になるとレスポンス良く鼻先が向きを変えてくれる。
恐らく直進性と旋回性の両立を図っているのだろうな。

高速走行時はラインが揺らぐ事なくビシっとまっすぐ走ってくれるので運転手の疲労は最小。
さらに高負荷のかかる旋回シーンにおいてもラインをしっかりとトレースしてくれ、運転するのが楽しい。
まさに運転手のためのタイヤ。

ドライビングインフォメーションも非常に豊かで、今車体がどのような状態なのかはっきりと分かる。
路面のざらつき、僅かな凹凸、路面状況、濡れているのか乾いているのか。
あとどれくらい踏み込めるのか。
まるで手で路面に直接触れているかのように、路面状況がはっきりと分かる。

あまりに路面状況がハッキリ分かり過ぎるので、後述の快適性評価は10点にしかならない。


ドライグリップ
ドライグリップにおいてはエコロジーサマータイヤとは比較にならない程にグリップする。
サマータイヤ買わずにこのタイヤを通年使用でも良いのではないかと思うくらい。
グリップがありハンドリングレスポンスが良いので、ドライ路面を走っていてこのタイヤに不満を持つ事はほとんどないはずだ。

限界付近の感触は、まだ試していないので分からない。


ウェットグリップ
ヨーロピアンタイヤらしくウェット性能は非常に高く、ほとんどドライ路面と変わらない。
雨が降っていようとドライ路面とインフォメーションがほとんど変わらないので、非常に安心したドライビングができる。
雨の日のガッシリとした車体安定性は、まさしくヨーロピアンタイヤの真骨頂だ。

限界付近の感触は、まだ試していないので分からない。


ハイドロ
タイヤを買い替えたきっかけになったハイドロ性能は、見た目のトレッドパターンを最重視して選んだだけあって抜群に良い。
雨が降ろうと抜群のインフォメーションがある上に、川のようになっている高速道路であろうと水を切り裂くように走る。
本来走行安定性の低いFR駆動形式という事を忘れそうなくらい、雨に強いタイヤだ。

雨が降ろうと運転の楽しみが損なわれることは無い。


スノー
ハイドロ性能が良いタイヤは基本的にスノー性能も良いのだけれど、例に漏れずこのウィントゥーラプラスもスノー性能が高い。
まだカメノコになるような雪は経験していないのだが、多少の雪であればきちんと雪を掻いて前に進んでくれる。
冬の2WDはスノー性能が大切なので、雪に埋もれないスノー性能の高さは大きく評価できる。


アイス
皆さん期待しているであろうアイス性能は、あまり高いとは言えない。
スタッドレスタイヤとして危険という訳では無いが、最新国産アイス重視型スタッドレスタイヤの4割落ちという感じのアイスグリップ。

きちんと車間距離を取って、じわりじわりと減速する基本的な操作を忘れなければ恐れるものではない。
少なくとも新潟の冬はクリアできそうな感触がある。

よって積極的にお勧めできる銘柄ではないが、きちんと車体をコントロールする事を日々意識している人であれば何ら問題なく使用できる。


快適性
ロードノイズは大変に静かで、高速道路走行時でさえ大声を出さずに会話できる。

ただし問題は乗り心地で、路面を手の平で直接触っているようなインフォメーションと引き換えに非常に硬い。
古いスポーツタイヤを思い出す硬さで、はっきりと路面の形を拾い乗員に伝えてくる。
乗り心地は諦めなければいけない。
常に細かい衝撃がゴツゴツと車体を揺らし、段差に非常に気を使うようになる。
日頃スポーツカーに乗っていて乗り心地の硬さに慣れている私でさえ、はっきりと硬いと感じる。

乗り心地の硬さを許容できるのであれば良いタイヤと感じるだろう。
あるいはリアルスポーツタイヤを履いていると思えばなんとか許容できるかもしれない。


ペンタゴン7の満足度(100点満点)
・ドライバビリティ 90 機敏なハンドリングで運転が楽しくなります。
・グリップ 80 十分なグリップ。安心して運転できます。
・ノイズ 80 高速道路走行中も普通に会話できる。
・乗り心地 10 非常に硬い。覚悟が必要なレベル。
・トータル 65 乗り心地さえ許容できれば運転を楽しめる良いタイヤ。
タイヤインプレッション一覧

ブリヂストンタイヤ
・エコピア NH100

・ポテンザRE71R

ダンロップタイヤ
・SP2030

・エナセーブ EC202

・ウインターマックスWM01


ヨコハマタイヤ
・ブルーアース AE01

・S76A

・A.Drive

・ヨコハマタイヤ アスペック
・ヨコハマタイヤ ブルーアースRV02

オートバックス
・マックスランエクセラ

・アイスエスポルテ


ピレリタイヤ
・チントゥラート P1 ヴェルデ

・チントゥラート P4FS

・パワジー

・ドラゴン

・チントゥラート P7


ミシュランタイヤ
・エナジーセイバープラス

・パイロットスポーツ4

・プライマシーHP

・プライマシー4

トーヨータイヤ
・Teo Plus

・ナノエナジーゼロ


グッドイヤー
・イーグル LS2000 Hyblid2


セイバーリング
・SL101


ミネルヴァ
・F205


ランドセイル
・フォーシーズン


スタッドレスタイヤ

・ピレリ アイスコントロール

・ピレリ アイスアシンメトリコ

・ミシュラン エックアイス XI-3

・ダヴァンティ ウィントゥーラプラス



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