タイヤインプレッション
オートバックス マックスラン エクセラEZ
(185/65R15)

フリードの初期装着タイヤとして設定されているS76Aが磨耗しきったので、新しいタイヤを調達しました。
タイヤの磨耗状況を見ているとミニバン専用タイヤは不要と判断し、スタンダードタイヤを選択する事に。

まずこのタイヤについて。
マックスランはオートバックスグループが専売するためにダンロップファルケンに製造委託している、いわゆるプライベートブランド商品。
韓国や中国のタイヤは不安なので、メイドインジャパンで安いタイヤが欲しいという顧客の要望に答える形で登場した商品です。

タイヤパターンを見るとセンターストレートグルーブに四本排水溝。
さらには複数リブパターンと、一通りの基本は抑えているようです。


・ドライバビリティ
ハンドリングレスポンスは意外にも機敏です。
ちょっと力を入れるくらい、見た目ではハンドルが動いていない程度のハンドル修正もきちんと受け付けますし、一般道でも高速道でも真っ直ぐ走る。
普通に走っていて不安を感じる事はないでしょうね。

コーナリングのライン取りもきちんと付いてきて、多少の無茶も許容してくれます。


・ドライグリップ
路面によるグリップ変動は少なく、また路面が荒れていても安定したグリップを発揮します。
一般道では60キロからのフルブレーキでスキールも鳴らず一気に止まり、高速道路で100Kmからのフルブレーキテストでは多少「キューッ」と小さく聞こえた程度で一気に止まりました。
ドライグリップに不安はないですね。


・インフォメーション
ようやくフリードにマトモなタイヤが入った…。
そう感じるインフォメーション。
路面が滑らかか荒れているのか。
荒れているならどのくらい荒れているのか?がしっかりと分かります。

限界を迎えると「そろそろ無理だよ〜」とインフォメーションを伝えつつ、実はまだまだ奥まで踏ん張る特性。
ピレリのように状況にピッタリのインフォメーションではなく、かなりの余裕を持っているインフォメーションですね。
普通の方ならこのインフォメーションで「おっとスピードを出しすぎたか」と安全域でアクセルを緩めることが出来ますから、非常に安心感が高いです。


・快適性能
乗り心地はピレリやミシュランを知っていると、ちょっと固いと感じますね…。
しかしながら純正S76Aやブリザックよりも乗り心地が良いです。
段差でクルマがドスンドスン揺れることもなく、適度なクッションで車内を包み込みます。

またロードノイズはパターン通りかなり静かで、オーディオボリュームは一般道でも高速道路でも8から9といった所。
高速道路で大声を出さなくても良いくらい静かです。


総評
このタイヤを一言で表すならば「安いけどしっかり作ってあるタイヤ」ですね。
正直な話、明らかに怪しいアジアタイヤを選ぶならこのタイヤの方が満足度が高いでしょう。
2013/04/13
長距離走行をしたら19.33Km/Lの超低燃費を達成しました。
これはカタログ燃費16.0Km/Lの120%になります。

その後も何度かカタログ燃費は超過しているため、当初は「低燃費ではない」と感じていましたが燃費も良いみたいです。


ペンタゴン7の満足度(100点満点)

・ドライバビリティ 80 過敏でもなくダルでもないハンドリング。運転が楽しくなります。
・グリップ 80 十分なグリップ。安心して運転できます。
・ライフ 50 約18,000Kmでお役御免。ロングライフとは言えない。
・ノイズ 80 高速道路でも大声を出さずに会話できます。
・トータル 73 価格以上に良いタイヤです。

※フリードでの評価です。インプレッサの評価基準とは違います。
インプレッサで100点の項目でも、フリードでは100点にならない場合があります。

ペンタゴンのタイヤインプレッション
ダンロップタイヤ
・SP2030

ヨコハマタイヤ
・ブルーアース AE01

・S76A

・A.Drive

・ヨコハマタイヤ アスペック

オートバックス
・マックスランエクセラ


ピレリタイヤ
・チントゥラート P1 ヴェルデ

・チントゥラート P4FS

・パワジー

・ドラゴン

・チントゥラート P7


ミシュランタイヤ
・エナジーセイバープラス


トーヨータイヤ
・Teo Plus

・ナノエナジーゼロ


グッドイヤー
・イーグル LS2000 Hyblid2



スタッドレスタイヤ

・ピレリ アイスコントロール

・ピレリ アイスアシンメトリコ

・ミシュラン エックアイス XI-3

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