タイヤインプレッション
ヨコハマタイヤ ブルーアースRV02 215/50R17 95V
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レガシィを購入したときについてきたサマータイヤがコレ。 前オーナーがなぜこのタイヤを選んだのかはわからない。 なぜセダンにミニバンタイヤを選んだのだろうか？ しかしながらミニバンタイヤなので快適性には期待できるだろう。 という事でインプレッション。 ・ドライバビリティ まず国産エコタイヤに対する懸念が、まともに走るのだろうか？という事。 特にエコタイヤはドライバビリティが低いものが多く、燃費さえよければ他は何でもいいでしょ？という考えが伺える。 ほとんどのユーザーがそうであるから問題がある訳ではないが、私のように長距離を頻繁に走る人間としては決して無視できない、重要なポイント。 ブルーアースRV02は残念ながらドライバビリティが良いとは言えない。 走り出しは重く、空気圧が低いのか？とチェックしたほどだ。 ハンドリングレスポンスは緩慢で、特にセンター付近のレスポンスが緩い。 ある程度ハンドルを切ると反応するが、この不感帯が広くてどうにもハンドルが落ち着かない。 おそらくは直進安定性を高めるための仕掛けであろうが、残念ながら直進安定性は非常に低く、一般道を走るだけでもハンドル修正が必要になる。 まるで氷の上を走っているようだ。 カーブを曲がるときも同じく、一回ハンドルを切ったらそのまま走って行く訳ではなく何度も何度もハンドル修正をしながら曲がる事になる。 ロードインフォメーションも希薄なため、たとえドライ路面であろうとも常にタイヤが滑っているような感覚が抜けない。 ウェット路面になるとインフォメーションが消えるため、何を信じて走っていいのか分からなくなる。 ・ドライグリップ グリップは強烈で、おそらく一般道で限界を見ることはできない。 時速100キロからのフルブレーキでもスキール音は鳴らずに一気に止まる。 また旋回Gがかかるような高速旋回を試してみても、タイヤが値を上げるのは相当に奥の領域。 レガシィの重量級ボディでも安心のドライグリップ。 サーキットを走るほどではないにしても、日常走行シーンでこのタイヤのドライグリップに不安を感じることはない。 ・ウェットグリップ ウェットグリップも強烈で、時速100キロからフルブレーキングでスキール音すら鳴らない。 旋回でも同じく強烈にグリップしてくれるが、路面が濡れている状況ではロードインフォメーションが消滅してしまうのでどこを走っているのかわからない。 ・ハイドロ性能 太い四本溝のおかげでハイドロ性能は非常に高い。 川のようになっている高速道路であろうとも、ほとんど抵抗なく突き進むことができる。 ・快適性能 乗り心地は非常によく、段差を乗り越えてもキャビンに衝撃が伝わることはない。 常にふわふわとしていて、サスペンションの柔らかい車体と相性が良さそう。 静粛性も非常によく、一般道を走行している限りではキャビンに騒音が届くことはほとんどない。 荒れている路面でようやくノイズが分かるくらいで、静けさに関しては文句なしに良い。 ・総評 運転を楽しむ気持ちは一切なく、快適なタイヤが欲しいならお勧めできる。 ただ長距離を走行したり、ほんの少しでも運転を楽しみたいという気持ちがあるならば選ぶと後悔するだろう。 特にインフォメーションの薄さが致命的で、どこを走っているのか分からないのは恐怖体験でしかない。 ペンタゴン7の満足度（100点満点）
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